園長コラム「生後6ヶ月~4才児の新型コロナワクチン接種」

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ついに10/24から、生後6ヶ月〜4才児の新型コロナワクチン接種が始まりました。

夏の「第7波」は感染者数が過去最大となり、それにともなって亡くなった方も数多くおられました。
その中で18才未満の子どもたちも多数犠牲となったことは、衝撃的な報告として報道されています。

以前は「子どもは重症化しない」「疾患がある子だけ要注意」と言われていましたが、現在では「特に疾患がなく、それまで元気だった子どもが発症後まもなく亡くなる」「感染症が治った後も重大な後遺症が残る」などのケースが発生するようになりました。
すでに「子どもも重症化し、楽観できる状況ではない」というステージに移行したのです。

子どものワクチン接種は、マスク着用や手洗いが難しい幼い子どもにとって、ほぼ唯一の積極的な防御手段です。
大人に比べれば比較的起きにくいと言われている副反応ですが、個人差があって起きてしまう子どももいます。
しかし本当に新型コロナウイルスに感染して発症した場合、ウイルスは体内で無制限に増殖し、副反応どころではない状態になってしまいます。ワクチンによる副反応の症状はmRNAが消滅するまでの短い間(長くても数日)で終わるため、ウイルスに比べれば危険性もかなり低いものです。

最後は保護者様の判断となりますが、ぜひ積極的な接種をご検討いただけますよう、お願いいたします。

園長 橋本貴志