園長コラム「こどもまんなか社会」

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気づけば年の瀬になりました。
今年は夏日が長く続いたり、12/1に北海道でオーロラが観測されるなど、自然環境に例年にない様子が見られた年となりました。

そして子どもと保護者・保育現場にとっても、こども家庭庁が発足し、大きな変化が起こった年となりました。

かつては厚生労働省が保育園、文部科学省が幼稚園を管轄し、後にこども園が設けられた際に内閣府がこれに加わって、3つの役所がそれぞれに、子どもに関わる政策を司っていました。

こども家庭庁は、これらの役所がそれぞれ担当していた子どもに関わる事柄を一つにまとめ、資源を有効活用していく目的で設立されたものです。
こども家庭庁のWebサイトを見ると「政策」というページの第1項目に「こどもの視点に立った司令塔機能の発揮」と書かれていることからもそれは明らかです。

少子化が進み、昔以上に子どもは社会の宝であると言えます。
「こどもまんなか社会」を実現するというこども家庭庁の宣言は、この宝を社会全体が大切にするという強い決意を表していると考えられます。未来を照らす大きな光となってもらえるように、国が本気で取り組み始めたことは大いに喜びたいと思います。

末筆となりますが、本年も子ども達と保護者様のおかげ様もありまして、無事年末を迎えることができました。
よいお年をお迎えいただきますよう、お願い申し上げます。

園長 橋本貴志