内側からの動機

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 今年度の利用者調査が無事終了いたしました。お忙しい中ご協力いただき、ありがとうございました。いただきましたご意見は今後の運営に活かしてまいります。
 様々な設問の中で、「給食に満足している」というご回答を100%頂戴しました。調理チームの職員からは「とてもやり甲斐を感じます。これからも、もっと満足してもらえるようがんばります。」とのコメントがありました。

 さて、今年もおゆうぎ会の時期となりました。年明けから準備にとりかかっておりますが、演目は年度を通して保育園での生活の中で体験してきたものの中から、また子ども達と相談しながら、少しずつ組み立てて参りました。
 振り付けや衣装、背景など、かなり細かいところまで、子ども達が思い入れを持って決め、演目を作り上げています。リハーサルの時の園児一人ひとりを見ると、目の輝きに自信と誇らしさが感じられました。
 大人が手を貸せば、もっと高度なことができるかもしれません。しかし子ども達が自分自身でできることを精一杯やって、何らかの形にしていくことは子どもの発達により良い作用をもたらすのではないか、と考えております。

 人が何かを行なうとき、そこには動機というものが存在します。周りから影響されての動機はきっかけとしては良いですが、そのままでは長続きはしません。逆に自分自身が思いつき、内側から湧いてきた動機による行動は、長続きしやすく、また集中しやすくなります。おゆうぎ会に限った話ではありませんが、子ども達が持っている伸びようとする思いと力を邪魔せず、大きく育てようと考えた時、この内側からの動機を大切に守ってあげなければ、と考えております。

 おゆうぎ会では園児の皆さんから、「これだけ大きくなったよ!」というメッセージを、口に出さずとも全身で伝えてくれると思います。その姿は日々お子様を慈しんでこられた保護者様の思いが形となったものとも言えるのではないかと存じます。