土台作り

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新年度が始まり、1ヶ月が経ちます。
新園舎は現在、基礎工事を行なっています。狭い場所でも巧みに作業を進める岩浪建設の皆さまの様子を、子ども達も興味深げに見ています。

基礎工事は細かな作業が多いようで、なかなか進んでいるように見えません。ところが、これが終わると次々と柱が立てられ、あっという間に上棟されるとのことです。
まだまだ先と思っていても、12月の新園舎完成まではすぐに時間が経ってしまうのでしょう。少しずつでも準備を進めていかなければと考えています。

今年度から保育のあり方を変更し、誕生年度別に分ける方法から、発達段階に応じて子ども自身がいる場所、行なうことを決められる方法となりました。
おかげさまで、子ども達の落ち着くまでにかかる時間は昨年度までより短期間となったようです。

子ども一人ひとりが居場所や、行うこと(または何も行なわないこと)、誰と一緒にいるかを決められることで、自律的に安定しやすい環境になっていきました。
人間という生き物は年齢によらず、自分のことを自分で決めたいと考えています。また単一年齢の子どもだけで生活するよりも上下の年齢の子達と一緒にいることで発達がうながされるとも言われていることから、今井保育園が子ども達にとって過ごしやすい場所に近づきつつあると実感します。

新園舎と同様に、子どもにとってより良い新しい保育を土台作りから始めている、と考えています。
さまざま試行錯誤でご迷惑をおかけしていますが、確実に良い環境となっておりますので、お子様の成長を通じて感じ取っていただければ幸いです。