子育ちを守る

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ご入園・ご進級、おめでとうございます。いよいよ、新しい年度が始まりました。
園庭の桜はこの日に合わせたように満開となりました。偶然といえばそれまでですが、やはり幸先のよい始まりを予感させ、心が踊るような気持ちになります。

今井保育園では「子育ち」を大切にしよう、と心がけています。そこには大人は子どもが育つのを待たなくてはならない、という思いを込めています。
桜をちょうどこの日に咲かせよう、と考えてもまず無理でしょう。それと同じことが子ども達にも言えると考えられるからです。

子ども達はそれぞれの調度よいタイミングで成長しています。かつて早期教育が盛んに取り入れられた頃は、急かしたり鍛えたりすることで発達を促せると考えられていました。しかし今ではこのやり方はむしろ自信を失わせ、子ども達の活発な活動を妨げると考えられています。

人間は9才になる頃から物事に集中し、鍛えることで能力を伸ばせるようになるようです。現在では、小学校2年生くらいまで、興味の赴くまま、いっちょかみでも構わないので、体験する環境を用意してあげ、また何度でも繰り返してやらせてあげるよう心がけたほうが良い、とされています。その中からその子なりの夢中になる物事を見つけ出し、成長していきます。

この一年も子どもの成長に寄り添いながら、子育ちを守るよう、全力で務めてまいります。