節分

 2月3日は節分です。
 節分とは本来、季節の始まりの日の前日を指しますが、今では立春の前の日を指すことが一般的となりました。立春は春を迎える日ですので、節分は冬の終わりの日ということになります。
 1年で溜まった悪い気=鬼を炒った大豆の力で追い払う行事、ということで、子ども達は鬼に向かって力いっぱい豆を投げつけます。鬼役の職員にとってはとにかく痛くてたまらないのですが、寒い日々の最後を元気に楽しく過ごせる節分は子ども達にとってよい体験になる、とひたすら我慢してもらっています。

 この鬼という存在ですが、恐ろしげな姿かたちをしていて、「桃太郎」などのお話でも悪役として登場するため悪い妖怪と思われています。しかし、地獄絵などには羅刹として登場し、毘沙門天にお仕えする仏の使いでもあります。他にも天台宗を日本に持ち帰った伝教大師・最澄が従わせていたという鬼・八瀬童子(やせどうじ)の子孫は、天皇の棺を担ぐ役割を与えられていたということもあり、実は単純に悪者ということでもありません。

 少し角度を変えてみると、鬼はその一身に悪いものを背負い、豆をぶつけさせることで人々を守るという、非常に優しい存在にも思えてきます。節分は自らを犠牲にして私たちを救ってくれる見えない存在に対して、感謝する良い機会にもなりそうです。

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