緊急事態宣言が出されてから、1ヶ月が経とうとしています。園の様子も過去とはまったく違う姿となり、たくさんの子供たちの元気な様子が毎日見られたはずだった園内は、ひっそりとしています。
はからずも、我々はこの社会が大きく変化する場に居合わせているようです。ここまでの大きく急激な変化は第二次世界大戦以来だと思います。
同じく、今までの歴史上にもそういったタイミングは何回も存在していたのですが、どこかで「まさか自分が生きている間にこんなことがおこるわけがない」と考えていました。それはおそらく、過去にあった変化のタイミングに生きていた人々も同じだったでしょう。
私たちの社会はそういった歴史的事件を乗り越えて、今のような形となりました。
新型コロナウイルス感染症という脅威も、いずれ日常の一部となり、変化した社会の中で私たちは生きていくことになります。
ではどのような社会になるのか、正確に言い当てることは困難ですが、今まで当たり前と考えていたことのいくつかは意味を変えてしまったのではないかと感じることがあります。
保育園での例を一つあげると、たくさんの人が集まる行事(入園式・卒園式、運動会など)を昨年までと同様に行なうことは、「新型コロナウイルス後の新しい常識」では難しいことと判断されるでしょう。
寂しいと思われる方もいらっしゃると考えますが、子供たちの未来はこういった変化が数多く積み重なって起きた先にあります。今井保育園が掲げる「子供の育つ力を守る」保育は、自ら考え、答えを作り出せる子供の力を信じることと同じ意味を持っています。
今こそ我々大人が「自ら考え、答えを作り出せる」ことを子供たちに見せて、お手本を示す時と考えます。そうすることで、さらに強く子供達の力を信じ、変化をより良いものにできるのではないでしょうか。
大きな変化がやってくる
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