あたらしい時代

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新しい時代が始まった令和元年も残すところ1ヶ月となりました。
新しい園舎の完成予定日も今月末となり、工事現場では夜遅くまで職人の皆様ががんばってくださっています。

今井保育園は今まで3つの園舎を使用してきました。
初代は薬王寺本堂で15年間、2代目は木造の園舎で11年間、3代目となる現在の鉄筋コンクリート造の園舎は昭和51年から増築・改修を繰り返して44年間、それぞれ保育を行なってまいりました。

3代目園舎はとても長く使っているので、今井保育園といえば現在の園舎という印象が大きいのではないでしょうか。
これだけの長い期間使っていると愛着も湧きますし、私自身もこの園の卒園児ですので、色々な思い出が詰まっている場所です。きっと保護者・関係者の皆様の中には一抹の寂しさがあるのではないかと思います。

一方でこの40年間で保育の基礎となる「人とはなにか」という問いに対する理解は大きく進歩しました。医学・哲学だけではなく、認知・行動心理学といった比較的新しい学問により開かれた知識によって、保育も大きな変化があった年月でありました。

このような新たにもたらされた知識に対応するために、新しい園舎が誕生します。
子ども達が考える活動を自由に行ない、大人はその様子をじっくり観察・検討することができる場所。
「急がせる大人」が必要なく、子どもに「答え合わせ(大人が勝手に持っている期待に対応すること)」を行わせなくて良い場所。
そういった場所になるように、職員一同検討してまいりました。

年明け早々にはいよいよ新園舎への引っ越しを行ないます。
この場所で次の数十年の保育を行なう環境を、また少しずつ作り上げていきたいと考えています。
様々ご迷惑をおかけしますが、何卒、よろしくお願いいたします。