東京都から、11/24にインフルエンザの流行が始まった、と発表がありました。今井保育園では職員一同予防接種を受け、手洗い・うがいを呼びかけるなど、対策を進めています。
『東京都感染症情報センター>東京都インフルエンザ情報』
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/flu/
インフルエンザに限らず、予防接種は感染症にかかりにくくなるための有効な手段ですが、「予防接種を受けた人が感染しても周りに病気をうつしにくくなる」という効果があります。
何も対策していない人は感染症を発症すると周囲に細菌やウィルスを撒き散らしてしまいますが、その人の周囲にいる人が予防接種を受けていればそれ以上広がるのストップする堤防のような役割を担ってくれます。
今年の夏に流行した麻疹(はしか)が大事にならず終息したのも、予防接種による効果もあったのではないかと考えられます。
最近の医療は「病気になってから対応する」から「病気になる前に健康を保つ」ようになりつつあるようです。
病気になって身体が弱ってからでは回復するまでの時間がかかり、負担が大きくなります。しかしそもそも病気にならないようにしておけば、そのような負担はなくなります。
健康を保つために行えるのは予防接種だけではありません。
運動などの体力づくりや、意外なところで関わりがあるのが「口の中の健康状態」です。
歯周病にかかった人は「糖尿病・心臓病・肺炎・関節リウマチ」になりやすくなる、と言われています。
『歯周病と循環器病 | 国立循環器病研究センター』
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/general/pamph105.html#anchor-5
口の中の健康を保てば、これらの病気にかかるリスクを減らすことができます。
これらのことは大人も子供も共通のことです。むしろ子供の頃から「手洗い・うがい」「口腔ケア(歯磨きなど)」を習慣にすることは、一生に渡って健康を保つ大きな財産となります。
良い習慣はよい文化とも言いかえることができます。良い文化を子供たちに受け継いでもらうのも大人の役割ですので、受け取りやすいよう、習慣になりやすいよう工夫しながら伝えていければと考えています。