子供の病気は親の迷惑?

最近、東京家政大学ナースリールーム(0〜2才児を保育する大学内の保育園)を見学いたしました。
こちらの主任保育士を務めておられる井桁容子先生は、NHK Eテレ『すくすく子育て』にご出演されている方で、乳児保育については国内でも有数の見識を持たれています。
ここ数年続けていることで、年に2度ほど当園の保育士数人とうかがい、ナースリールームの乳児保育を学び取ろうとしています。

お邪魔するたびに井桁先生のお話を拝聴するのですが、今回「病気になったとき、親が心配してくれてうれしかった」と言う学生さんがいたとうかがいました。
その学生さんが小さかった頃、病気になった時の、困ったな〜…、という親の様子をよく覚えていて、自分が病気になることは親に迷惑をかける事、悪いことと考えていたそうです。
それが心配してくれたのでうれしかった、と。

本来なら親が子供の体調を気づかうのは当たり前で、病気になることに罪悪感を感じる必要などない、というものでしょう。親の微妙な表情を読み取り、小さな子供は自分の病気を迷惑なものとして胸を痛めている、というのはなんとも切ない話です。

病気の子供の近くにいてあげられる、子供の病気を厄介なものとは考えなくていいというのは、実にあたり前のことなのに、非常に難しいことのようになっていると感じています。
ほんの少しの、病気をしやすい、幼い間の時間だけで構わないのです。大人は勇気を持って、子供の側にいてあげる時間を作れれば、と願わずにはいられませんでした。

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