園長コラム「こどもまんなか」

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ご入園・ご進級、誠におめでとうございます。
本日新入園となるご家庭は、今まで手元で育てていた子が手を離れ、長い時間を保育園で過ごせるのかご心配されていると思います。また、ご進級となるご家庭は、子どもが本当に成長できているのかと心配されていると推察いたします。

子どもの成長は着実に、日々少しずつ起こっています。その差は近くにいればいるほど、わかりにくいと思われます。
昨日ゆり組園児と、ばら・すみれ組園児が最後のお集まり(毎週金曜日にある園児の集会)で勢揃いしたのですが、小学校入学直前のゆり組園児はその他の子供たちと比較して、態度も落ち着き、顔つきも体つきもしっかりとして、年長クラスにふさわしい風格がありました。
1年という時間はそれだけの変化を起こしていくに十分な期間です。どうか安心して子ども達を送り出してください。

令和5年4月1日、こども家庭庁が発足します。
これは「こどもまんなか社会」を目指すことを目的として、子どものことを考える中心的な役割をになうために創設された役所です。
子どもの最善の利益を第一に考えることで、日本の未来を作り出す希望を見出せるという考えが、ようやく国まで届いたのではないかと感じています。

今井保育園は10年前より「子どもの育とうとする力を守る」保育を目指しています。
当園で過す0〜6才の間に、子ども達は自己肯定感を育み、自分はできるという自己実現感・自己信頼感を獲得していきます。その成長はそれぞれの「最適なタイミング」で訪れます。
大人はあせらず、ゆっくりゆったりと、子どもの成長を見守り、慈しんで寄り添って参りましょう。

今年度も、よろしくお願いいたします。

園長 橋本貴志