厚生労働省が定めるインフルエンザシーズンはその年の36週からとなっていますので、今年は9月3日の週から警戒時期に入っています。
その後10月初めには、早速東京都で今年最初の発症者が出ております。2月前後のピークをはさみ、終息を迎えるまでの期間は感染しないよう注意しなくてはなりませんので、気を引き締めております。
今井保育園では全職員に全額園負担でインフルエンザワクチンを接種してもらっています。
これは個人の自由に任せるのではなく、多くのお子様を預かり、保護者様を始め多くの大人もご来園される環境であることから、感染症の防波堤となるよう、気をつけていかなければならないと考えているためです。
予防接種と言えば、昨年は麻疹(はしか)、今年は風疹と流行が取り沙汰されています。
麻疹については2年前にこのコラム(平成28年8月 園だより「園長ブログ『知ろうとすること』)でも触れましたが、風疹も同様で、子どもの頃に予防接種をしていない、または1回のみの場合は抗体が十分ではないため感染リスクが非常に高くなります。
また女性は妊娠時に検査されることがあると思いますが、男性はそういった機会がないため、自分が抗体を持っているかいないか知らない方が多いです(私もそうでした)。
自分(親)の母子手帳を確認して、麻疹・風疹ワクチンの接種歴、または罹患歴を確認して、どちらも無いようでしたら、MR(麻しん風しん混合)ワクチンを摂取するように検討したほうがよろしいかと思います。
今井保育園では全職員に麻疹についても抗体検査を実施し、抗体が少ない職員には全額園負担でMRワクチンを摂取してもらっています。
自分自身がかかるだけではなく周囲の人に移してしまう、特に妊娠中の方がかかると母体だけではなくお腹にいる赤ちゃんにも影響が出る可能性が高くなります。
ちゃんと予防接種をしていれば防げる病気です。いろいろな説もありますが、ぜひワクチンの接種をお願いします。
園長 橋本貴志