大人は子供に機嫌よく

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秋晴れって、なに? と言いたくなるような天候が続いています。天候によって予定も左右されるので、ハラハラ続きの毎日です。
その中での1・2日ほど晴れの日は、太陽のありがたさが染みるように感じられて、普段は思いもしない感謝の気持ちをいだきました。普段当たり前になっていることでは感じられないことを改めて認識でき、これは長雨のおかげかと、少し気が晴れました。
人の気持ちにもお天気があります。気分がいい時は晴れ晴れとして、機嫌が悪い時はどんより曇り、情けない気持ちの時は雨模様、という感じでしょうか。
時に大嵐が吹く時があります。イライラする、理不尽なことをされた、などという時は、ついつい強めな口調や態度になりがちです。
子供達は大人のそんな様子を敏感に読み取っています。そしてその原因が何であれ「自分が悪い子だからだ」と考えてしまうようです。
夫婦喧嘩は犬も食わない、といいますが、子供は違います。両親が言い争っている様子を見て、「自分がいい子じゃないからパパ、ママはケンカしているんだ」と考えるのです。
「いい子」ほどより深刻に悩み、中には病気になってしまう子もいるそうです。なぜ病気になるのかと言えば、「自分が病気になった時は、パパママが仲良くしてくれる」と知っているからです。仮病ではなく、本当に病気になってしまうのですから、事態はより深刻です。
朝、子供の様子にイライラしたり、予定通りに出勤できなくて焦ったりして、子供についつい強い口調で接してしまうことがあります。この時子供の中にはパパママを怒らせてしまった、と、申し訳ない気持ちが残りつづけ、早く会って謝りたい、という気持ちで一日を過ごすことになります。
この状態の子供は精神的に不安定になり、不安を持ちやすく、集中力も低下します。
親の方にも言い過ぎてしまった、もっと余裕を持って対応してあげればよかった、と後悔があると思います。イライラする気持ちを子供に引き受けさせるようなことはせず(原因が子供にあったとしても!)、大人は子供に機嫌よく接していくようにしていきたいものです。