6/2(火)、「子どもの権利~ヒューマン・ライツ・ウォッチから見た日本、そして世界~」と題しまして、ヒューマン・ライツ・ウォッチ東京オフィスより湯村帆名様をお招きしての研修会を開催しました。
ヒューマン・ライツ・ウォッチはニューヨークに本部を置き、1978年から活動している人権擁護NGOです。「世界の目が、暴君の手を止める」をスローガンに、世界における人権侵害をレポートし、それをメディアを通じて世界に知らせる活動をされています。その活動は世界的に評価されており、ノーベル平和賞を他団体とともに受賞されています。
そのような素晴らしい活動されている同団体が世界で初めて幼児教育施設での講演を行なうにあたり、今井保育園をお選びいただいたのは大変名誉なことと感じております。
今回は特に、子どもへの人権侵害について、世界と日本のレポートを中心にお話していただきました。
国際社会に知られることなく始まった内戦(中央アフリカ共和国)、軍隊に占領される学校(インド、タイ、シリア他)、家庭を知らずに育つ子ども達(日本)、タバコ産業の犠牲になる子ども達(アメリカ)……ここに報告されているのはすべて事実である、と普段まったく考えもしなかった現実を突きつけられました。
以下は研修中に拝見した動画と写真によるレポートです。
CRISIS – YOUTUBE
学校に軍隊はいらない – YOUTUBE
夢がもてない:養護施設や里親の下で暮らす子どもたち – YOUTUBE
タバコ産業に従事する子ども達(MADE IN THE USA: Child Labor & Tobacco)- Human Rights Wacth
子どもだけが未来を作ることができます。その子どもを大切にしない国がどれだけひどい状況に陥っているか、すでに答えは出ているのです。
日本はどうでしょうか? 上記の通り無関係ではなく、逆に子どもの育ち・人権には関心が薄い国の一つであると、残念ながら言わざるをえないのが現状です。
今井保育園に通う子ども達のために、何ができるか気持ちを新たにする研修会でした。