あと少しの辛抱

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 気候が穏やかになり、外遊びにはちょうど良い天気が多くなってきました。お子様たちも園庭や散歩の途中で、春の発見をたくさんしているようです。外遊びの後には「これ見て!」と摘んだ野の花や木の実、葉っぱ、虫などの『戦利品』を見せてくれます。

 大人が考える以上にこれらの戦利品は子ども達をひきつけます。時間を忘れていつまでも夢中になっていることも珍しいことではありません。こういった時はなるべく子どもの様子を観察するよう勧めています。今は何に興味があるのか、この遊びの中で何を発見するのか、どう発展していくのか、等々の発見があります。

 こういった発見はたいてい大人が「もう辞めさせたほうがいい」と考えるタイミングのすぐ後にやってきます。
 昔アメリカで金を採掘しようとがんばっていた人が、いくら掘っても出てこないため諦めて、採掘権を二束三文で売りに出しました。その権利を買った人が掘り始めてみると、わずか90cmで金鉱に達したそうです。
 この話と同じく、あと少しの辛抱で大きな金脈を発見できるかもしれない、という気持ちで子どもの遊びを見つめていたほうが良さそうです。

 今井は山が近く、畑も多いところですので、季節ごとの生命の移ろいがよくわかります。お子様と近所を散歩しながら、彼らの発見に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。