大雪

 関東地方で2月に降った2回の大雪は各地で大変な被害を残しました。青梅市内で孤立された方はいなくなったとのことですが、今なお降雪前の生活にはなかなか戻りきれていないのではないかと存じます。

 大雪の後、薬王寺を訪ねてくださった方がおられたのですが、その際に仰っていた「この辺りの路地はきれいに雪かきがしてありますね」という言葉が印象に残りました。その方によりますと、今井周辺ほどきちんと雪かきがされている場所は他にあまり見なかった、とのことでした。

 地域力という言葉があります。阪神・淡路大震災を契機として発生した考え方で、「地域社会の問題について市民や企業をはじめとした地域の構成員が、自らその問題の所在を認識し、自律的かつ、その他の主体との協働を図りながら、地域問題の解決や地域としての価値を創造していくための力のことをいう。」と定義されています。

 今回の大雪のように広い地域で同時に起きた災害の直後は、通常の行政機能では対応しきれません。緊急事態の時はもちろん平常時であっても、同じ地域の住民や企業が力を合わせた自助活動はこれからますます大切なものになっていくと考えられています。今回の大雪は各地域の地域力を試された時間帯でもあったとも言えるでしょう。

 路地の雪がどのように取り除かれていたか、たったそれだけの事、と言えばそれまでですが、助け合いの結果ととらえるとまた違う見え方ができます。まだこれから明らかになる被害があることを考えると前代未聞の災害であることは疑問の余地はありません。しかし、この地域に住む方々の素晴らしさを再確認できる良い機会でもあったとも言えるのではないでしょうか。

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