子供が何かをやろうとすると、ついつい保護者がやってしまうのが、手や口を出すことです。
どうせだったら上手にやってほしいし、失敗して怪我でもしたらかわいそうだし、服が汚れたりしたら面倒だし…と子供が「失敗」することを嫌がって、手や口を出して「手伝って」しまうのです。
上手くいく方法を発見させる
でも、誰しもいきなり初めてのことで成功する、なんてことがあるのでしょうか? それを人は「まぐれ」といいます。
ほとんどのことは何度も失敗して、つまり成功への道を見つけ出して、成功させているのではないでしょうか。
スプーンから何度もこぼれさせて、あるいは自転車で何度も転ばせて、上手くいく方法を発見させることの方が、子供たちには役立つはずです。
「手伝う」よりもよっぽど、忍耐と時間が必要になりますが、子供が得られるものはずっと多くなります。
そこには「最後まで自分の力でやりきった自信」や「自分を信じて最後までやらせてくれた保護者に対する信頼」が含まれています。
大人の目が届きやすい幼児期間だからこそ、見守ってたくさんの失敗を重ねさせてあげましょう。