母乳のはなし

おはなし

赤ちゃんが生まれて最初に悩むのが、母乳のこと。
できれば母乳で育てたい、だけど…と色々な事情があってままならないことが多いです。

主な理由となるのは、

  1. 母乳が出ない(出にくい)
  2. 赤ちゃんが乳首をうまくくわえられない
  3. 仕事が忙しく、いつも飲ませられる環境ではない

などでしょうか。
どうすればいいのか、少しおはなしさせていただきます。

母乳が出ないのは、赤ちゃんが助けてくれる。
出産直後に当たり前に母乳が出るということはありません。むしろ珍しい。何らかのアシストが必要になります。
出なくても、赤ちゃんに吸ってもらっているうちに出るようになります。

この時、赤ちゃんは必死に吸います。全身に力を込めて、小さい体で必死に吸います。
お母さんは、ものすごーく、痛いです。必死ですから。

乳首に傷がついて、出血するのもよくあることです。
でも赤ちゃんが口に含むところなので、傷薬は塗れません。左右の乳房を順番に使いかたよらないように、傷にはピアバーユを塗るなどして養生していきます。

強く吸われ、傷が治っていく事で、乳首は強くなっていきますので、時期に傷が付かないようになっていきます。
また赤ちゃんもだんだんと慣れてくると効率の良い吸い方を会得していきます。

お母さん・赤ちゃん両方に楽な角度や姿勢を色々と試していくのがいいでしょう。
授乳まくらを使うと、大変楽です。

それでも出ない! でも焦らないで。
赤ちゃんが吸っても、痛いのを我慢しても、全く(ほとんど)出ない! ということもあります。

その時、焦らないように。お母さんが焦ればあせるほど、母乳は出なくなります。
母乳の元は血液です。その血液をこしとって自分の体の外に出すというのは、かなりの生命力を使うことになります。
緊張状態=体の危機ですから、母乳は出づらくなって当たり前です。

その時は「母乳マッサージ」をしてもらうのもよいと思います。
乳房をマッサージすることで母乳の出を良くするのですが、一度でどんどん出るようにはならず、半年ほどかかることも多いようです。

お母さんが緊張やストレスを感じていると出が悪くなりがちですので、マッサージを受けてリラックスするというのも一つの方法です。

罪悪感との折り合い
母乳をあげられないことに罪悪感を感じるお母さんも多いと聞きます。

最後に申し上げたい。
罪悪感を持つ必要はありません。
赤ちゃんは必ずしも母乳で育てなければいけないものでは、ありません。
母乳の持つ効果と意味は大きいと思いますが、それを含めて絶対にそうでなければならない、ということはありません。

母乳が出るならあげればいいし、あげられるタイミングであげればいい。
間に合わないようなら、粉ミルクをあげればいい。どうしても、というのであれば、電気で動くいい搾乳機があります。

今の粉ミルクは大変優秀ですので、栄養が足らないということはありませんし、腹持ちがいいので赤ちゃんもぐっすりと眠れます。メリットも多いのです。

ですので、お母さんと赤ちゃんに一番都合がいい方法を取ればいいのです。

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